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京都新聞に「早起きニッポン研究会」の記事

100302 早起きニッポン(京都)2010年3月2日の京都新聞(夕刊)トップに、「早起きニッポン研究会」の記事が掲載されました。
記事概要
ニッポンを早起きに=京大教授ら国に提案へ」

2010年3月2日京都新聞第1面

2010年3月2日京都新聞第1面

 標準時子午線を東に→1時間“有効活用”
 兵庫県明石市を通る標準時子午線の設定を東にずらし、日本の時間を1時間早めることを関西の大学教授たちが今夏、国に提案する。日の出と日没の時刻が遅くなり、これまでと同じ生活リズムで実質的に早起きになる。いわば恒常的なサマータイムだ。特に経済活動が集中する東日本で日中時間を有効活用でき、経済効果は2兆円以上という。壮大な構想は日の目を見るか?
■標準時子午線を東に→1時間“有効活用”
 京都市を定年退職後に伏見区でコンサルティング会社を経営する清水宏一さん(64)が発案した。京都大の教授らでつくる「関西活性化研究会」の部会として「早起きニッポン研究会」を2月初旬に設立し、議論している。日本列島のほぼ中央を走る東経135度の標準時子午線を、最東端の東京都南鳥島付近を通る東経150度にずらす。設定変更時点が午前8時なら9時に時計の針を動かす。日の出時刻が後ろ倒しになるため、夏季の朝は涼しい時間帯に出勤、登校できる。冬季は午後5時ごろの日没時刻が1時間遅れるため、明るいうちの終業も可能で、消費電力を削減、余暇活動の拡大効果も見込む。
■「経済効果2兆円」 日の目は?
まず公的施設や学校で始業時刻を1時間繰り上げ、企業に協力を呼び掛ける。定着した段階で標準時の設定を変える。ドイツやフランスなど欧州では東寄りに標準時を設定している国も多く、中国も国土東側の北京の時刻を全土で採用している。 ただ、斜めに長く伸びる日本列島にはそぐわないとの声もある。標準時の設定が東に偏ることで、西端と約2時間の日の出時間の差が生じ「冬は朝の暗いうちから登校しなければならず危険」といった指摘だ。現在の標準時子午線が通る自治体には「『時の街』が売りの一つだけに心配」(明石市広報課)との戸惑いもある。実現には地元自治体の理解が必要となりそうで、難航も予想される。



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