今日は、嵐電の妖怪ラッピング電車の発車式に出席しました。暖かい春の日ざしを受けて咲く桜も、祝福と期待にゆれていまいた。
妖怪ラッピング電車とは
妖怪ラッピング電車(別名化け電)は、京都市観光協会が平成19年度から京都府・京都市・旅行会社等と共同で取り組んでいる経済産業省の補助事業「広域・総合観光集客サービス支援事業」に採択された「京都魔界伝説体験事業」で、妖怪アニメの水木しげるプロダクションの協力を得て実施している。嵐電の車体に「ゲゲゲの鬼太郎」や「目玉おやじ」、「ねずみ男」等をラッピングした奇抜な電車で、子供たちに大人気だ。さらには、大将軍商店街や東映太秦映画村とも連携し、妖怪に扮した商店主や俳優を同乗させるなど、妖怪をテーマに嵐電沿線の活性化に大いに寄与している。
運行期間は、平成21年3月31日(火)~平成24年3月31日で、観光客の人気も高い。
さらには、「嵐電BRUSH UP プロジェクト」なる意欲的なプロジェクトも進行中です。
●嵐電BRUSH UP プロジェクトとは
平成18年度に嵐山線事業の盤石化と更なる飛躍を実現するために、プロジェグトチームを立ち上げ、平成22年3月の嵐電開業100周年までの継続事業として、嵐山線のソフト面の魅力向上を中心に検討口計画推進口実行を行つているプロジェクトである。
①「嵐電ブランド」の構築―京福電車から京都・嵐電(Randen)ヘー
②新たな旅のかたちを提供する嵐電―「観光のプレゼンテーション」への取り組み一
③お客様との信頼関係を深め、社会に貢献する嵐電一快適なサービスの提供、社会的責任、沿線地域との協働・共生への取り組み
●事業計画内容
・路線呼称を「京福電車」から「嵐電」に統一。
・書家吉川壽―氏揮ごうの「嵐電」を正式ロゴに。
・「癒し」をテーマに、沿線寺社口風景等を大型写真パネルにして展示。
・わかりやすい表示板として各駅に総合案内板、お知らせボードを新設。
・観光客にわかりやすいように駅名変更(7駅の駅名を変更)
◎三条口→西大路三条、◎太秦→太秦広隆寺、◎車折→車折神社、◎嵯峨駅前→嵐電嵯峨、◎高雄口→宇多野、◎御室→御室仁和寺、◎竜安寺道→龍安寺
・駅の発車音をベル・ブザーから、アースミュージシャンの岡野弘幹氏製作のメロディに変更。
・車内の観光案内テープの製作・実施
・「花と緑と歴史の北野線」事業
・ホームページのリニューアル(現在作業中)
●「花と緑と歴史の北野線」事業(緑化事業)
環境経営の視点から、緑化を公共交通機関の社会的責任事業として位置付け、地域と協働した緑化活動を行い、嵐電と沿線地域とのネットワーク形成を図る。
・実施内容
・御室仁和寺駅を「緑化モデル駅」として、駅前広場及び上リホーム東側空地を整備し、御室桜、ヤマブキ等を植栽。
・龍安寺駅を「緑化への地域住民参加モデル駅」として、下リホーム後方に花壇を整備し、地元と協働維持管理。
・北野線の各駅に、沿線の寺社等に因んだシンボルツリーを設置。
・「雨水の会」の協力により、沿線の10駅に雨水タンクの設置。
・雨水の会、御室小学校、蜂ヶ岡中学校による京都府産木材による手作リプランターの製作、嵐電各駅への設置。
・常盤駅北野白梅町行きホームの西南線路脇空地を整備し、蜂ヶ岡中学校から寄贈してもらつた紫陽花約120株を植栽。
・帷子ノ辻駅に約20mに渡り緑化ユニットを設置した壁面緑化を実施。雨水タンクからタイマー制御によるポンプにて自動給水。
・宇多野駅北野白梅町行きホームに、雨水を地下浸透させた湿地花壇を整備
なんとも頑張るものだと頭が下がります。